歯科で相談できる高齢者のこと
友人は高齢の家族がいるのですが、年をとると口の中にいろいろと問題が起こるようです。歯が悪くなるのはもちろんなのですが、歯茎が痩せて歯が抜けたり、痛みを伴ったり、歯がぐらついてしっかり噛めなかったりします。よく噛めないことで消化に負担をかけ、胃腸の調子が悪くなることもあります。また、年をとると唾液が減るので、虫歯になりやすいそうです。さらに、飲み込む力が弱くなってむせたりします。それらのことを全部、かかりつけの歯科に相談しているそうです。その歯医者さんは、虫歯の治療だけでなく、高齢になったときの歯のケアのコツを教えてくれたり、歯が悪くても食べやすい調理方法を教えてくれたりと、総合的にアドバイスをくれるのだそうです。
いちばんその歯医者さんが熱心に研究しているのは、お年寄りの嚥下についてのことで、歯が悪くなることでよけいに飲み込む力が弱くなると教えてくれたそうです。なるべく口の中を健康な状態に保つことで、嚥下の障害を予防し、むせにくくなるようです。どこか歯茎に痛みがあったり、歯並びが悪いと正しい力で嚥下がしにくいため、それを治療するようアドバイスを受けたそうです。その上で、食べ物にとろみを付けるなどの工夫をすれば、高齢でも安全に食事ができます。
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